=活動目的=


 ・日本における国家や政治と教会の関わりを、聖書と神学の視点から

  研究します。

 ・現在の日本の状況を踏まえ、教会がこの時代に担うべき神学的課題

  として整理します。

 ・整理された神学的課題を広く一般に提供します。

賛助会員登録を希望される方はフォームから送信してください。


 


2021年1月16日土曜日

第20回例会のお知らせ

 第20回例会を次の通りおこないます。

 ご参加登録お待ちしています。

2021年2月5日(金)午後7時よりZOOM開催です。

 「ピスガの頂から約束の地を眺望して」

     ー日本キリスト教会大信仰問答最終章

         「終わりの日」にこめられた証ー

発題   澤 正幸 師

  日本キリスト教会福岡城南教会牧師

  日本キリスト教会大会「信仰と制度に関する委員会」委員長





澤沢牧師・プロフィール

1950年   東京に生まれる

1955年 日本基督教団小石川白山教会にて小児洗礼

1968年 日本キリスト教会東京告白教会にて信仰告白

1969年 オクラホマ州タルサ市立ウィル・ロジャース高校卒業

1974年 東京大学法学部卒業

1979年 日本キリスト教会神学校卒業

1979年〜1992年 日本キリスト教会袋井北教会牧師 

1992年〜現在  日本キリスト教会福岡城南教会牧師

 著書 「長老制とは何か」(増補版、一麦出版社)

日本キリスト教会大会「信仰と制度に関する委員会」委員長


日本キリスト教会大信仰問答を予習される方はコチラ↓から

 CATS 日本キリスト教会大信仰問答 | 一麦出版社 (ichibaku.co.jp)



2020年6月24日水曜日

第17回例会の報道です


第17回例会の様子の報道です。

<クリスチャン新聞より>

信徒伝道者を中心に独自の教会形成をした「森派」(耶蘇基督之新約教会)。そのひたむきな信仰ゆえに、戦時下に弾圧を受けたが、その実態は一部の手紙、口伝で知られるのみだった。戦後その信徒の尋問調書が見つかり、今回森派の信仰にせまる『知られなかった信仰者たち 耶蘇基督之新約教会への弾圧と寺尾喜七「尋問調書」』(川口葉子・山口陽一共著、いのちのことば社)が刊行された。6月13日には「教会と政治」フォーラム、いのちのことば社共催の出版記念会をオンラインで実施。森派の信仰から学ぶ一方、その限界も議論し、現代の教会への問いかけとなった【高橋良知】
 従来森派は、抵抗と弾圧の例として扱われたが、本書では、「抵抗」以前に、まず森派の信仰の論理をとらえる。そして宗教政策の背後にある国家主義的体制の論理と相克する過程を描いた。
 森派とは、指導者の森勝四郎にちなんだ呼称。当時主要教派だった日本基督教会の教会から信者が分離して森派の教会となり、高知市を中心に、関西、関東にまで教会を形成した。
 ただ神にのみ頼るという信念で組織、規則をもたず、説教原稿や記録も残さなかった。安息日厳守と偶像礼拝の拒否、教会と世俗との区別が明確で、信徒以外の人とのかかわりは希薄。世俗の影響を受けない職業選択や起業をして、独自のコミュニティーを形成した。
 当初、主要な教派に属さない森派は宗教行政のらち外にあった。だが1940年の宗教団体法では、「宗教結社」として行政の対象(文部省管轄)となった。そのころ宗教団体の統制を計った司法省や特高からは捜査の対象となっていた。41、42年に計43人が特高によって検挙。信仰を明確にした者もいたが、転向者も多かった。
 今回寺尾喜七の尋問調書が発見された。この調書の写しをもっていたのが、森派を継承する信徒伝道者の岩崎誠哉氏。娘の村田貴志子氏を通じて東京基督教大学教授の山口陽一氏が調書の存在を知った。日本キリスト教史が専門で宗教行政にも詳しい川口葉子氏(同大学国際宣教センター研究員)が研究を進めた。
 出版記念会には、岩崎氏と村田氏も参加。「検挙から20年が経ち、寺尾さんの長女が故郷で調書の写しを発見した。戦後は警察も市民も様々な資料を燃やしたものだが、この資料は寺尾さんの息子が残していた。これは人のわざではなく神様のわざだと思った」と話す。
 寺尾は材木商で、その正直な仕事ぶりが同業者に信用された。材木市場は寺尾のために日曜日は閉じていたほどだ。信徒伝道者としては、その説教の力強さ、信仰の姿勢などが評価されていた。
尋問書は、神観、宗教観、世界観、伝道の意味、時局の評価、安息日などについて述べ、一種の信仰教理問答となっている。
 寺尾は神社参拝は偶像崇拝であり、天皇は神ではなく人間であると明確に答えた。権威については神から与えられたものとして尊敬する一方、神を第一とした。川口氏は「今では当たり前のことでも当時はいのちがけの発言」と指摘。
 戦争については、人間の欲の結果で罪悪とする一方、教会では「国の法律制度に従う事が、直ちに神の命に背く事でない」という結論にいたった。国の制度に従う論理は、安息日を守れない場合や、行事参加での「形式上だけ」という説明にも表れた。
 川口氏は、森派について「ただ神のみを神とする信仰を貫くことが、国家体制から逸脱させ、弾圧につながった」と評価。一方で「明確な反対、抵抗ではないゆえに、様々な軋轢(あつれき)に対して国の制度に則って対処した」面もあったと指摘。閉じられたコミュニティーの中で、「戦争や国家、社会の様々なことに対して、信仰者としてどのように考えるかと主体的に問うことはおそらくなかった」と述べた。しかし、明確な偶像礼拝の判断は、「知られていなかった森派が知られる意味がある」と語った。
 岩崎氏は寺尾の信仰について振り返り、「検挙された多くの人が転向した。信仰を貫いたのは寺尾さんや数人くらい。戦後、ある人に話を聞くと、尋問の中で警官から『心の中で信仰していればいいのだ』と諭されたという」と話した。
 質疑の中では、仕事を通じて社会と関係をもてたのではないかということにも関心が払われた。
 村田氏は名古屋の森派が戦後、全国の森派信徒の子弟を集めて企業を形成した歴史を話した。「当初は信仰による仕事と生活の一致を努力した」。だが、高度成長の波に乗り会社が大きくなるにつれて、信仰から離れる人が増え、「『豊かさの毒』を乗り越えるのは難しい」と感じた。「戦前の貧しい時代は、共同体意識をもちやすかったが時代によって変わる。文章を残さなかった森先生がどう思うかとも思うが、この記録が残ったことで戦前戦中を振り返えられることは大切」と述べた。
 森派の「対処」について川口氏は、「現実との折り合いというのが妥当な表現だと思う。信仰を貫こうとするときに現実と衝突した。主要な教会が『神社参拝は偶像礼拝ではない』と言っていたのとは違う」と述べた。
 同書の編集担当者は、「本書の半分が尋問調書だが、全体を通して読み、全文載せることに意味があると思わされた。神のみを神とする信仰を貫いた森派の姿勢を本書で残せた。教会でも信仰を考えるきっかけにしてほしい」と述べた。
 最後の挨拶で朝岡勝氏(同盟基督・徳丸町キリスト教会牧師)は、戦時中ホーリネス弾圧で検挙された自身の祖父のことに触れ、「当時の記憶を残す人が減る中で、歴史を継承する責任がある」と話した。
 
     
 
https://クリスチャン新聞.com/?p=27704&fbclid=IwAR2jIOU00rSFA8608BIbBW8ZtiTaI-VILhxfHeVY7Zds1sE-Mo04AyUzGUI

2020年6月5日金曜日

第17回例会(web)のご案内


延期しておりました第17回例会のご案内です。

いのちのことば社・カイロスブックスシリーズ

「知られなかった信仰者たち」の発行を記念し、出版記念会を行います。
時節柄オンラインといたしました。

 




 治安維持法下でホーリネス教会や美濃ミッションが宗教弾圧された史実はよく知られています。それよりも前に、耶蘇基督之新約教会の弾圧があったことは、内容が明らかになっていませんでした。
自分たちの信仰を一切書き残さず、わずかな手紙と口伝でしたしる手立てがなかった耶蘇基督之新約教会「森派」の信仰と弾圧の歴史を掘り起こしたものです。信仰の先達に学び、現代に生きる教会の在り方、私たちの信仰を振り返る機会となれば幸いです。

申し込みはメールでお願いします。(参加費無料)
参加者へZoomのURLをお知らせいたします。

                             メールはこちらから


2019年11月9日土曜日

第15回例会のご案内



第15回例会のご案内です。
11月21日(木)午後6時30分からビサイドチャーチ東京にて

今回の発題は、児玉智嗣先生です。

「ハンナ・アーレントの全体主義から考える
   ~凡庸という悪魔に抗うために~」 

児玉先生のプロフィールです
(こだまともつぐ)
1982年小田原市生まれ。東京基督教大学、東京基督神学校を卒業。現在、布佐キリスト教会(日本福音キリスト教会連合)の牧師として9年目。

どなたでも参加できます。お誘いあわせてお出かけください。






2019年8月3日土曜日

第14回例会のお知らせ

 
 

講演テーマ

「大嘗祭の問題点を考えるー憲法学と信仰者の観点から」

講師 稲正樹さん(憲法、アジア比較憲法、平和研究)

2019年9月19日(木) 午後6時30分から

会場はビサイドチャーチ東京(高田馬場)です。

席上献金あります。

ぜひご参加ください。

 
 





稲正樹先生のプロフィール


1949年静岡県生まれ。1973年北海道大学法学部卒業。1975年北海道大学大学院法学研究科修士課程修了。1994年、博士(法学)(北海道大学)。岩手大学、亜細亜大学、国際基督教大学などで憲法を担当。2016年3月に退職。現在は、国際基督教大学平和研究所顧問。「憲法研究者と市民のネットワーク」(略称:憲法ネット103)運営委員、西暦併用を求める会代表、日本基督教団埼玉地区社会委員会委員。日本基督教団所沢みくに教会信徒。

 

論文等:

「平和主義」杉原泰雄・吉田善明・笹川紀勝(編著)『日本国憲法の力』三省堂、2019年
「改憲問題の現在」稲正樹・寺田麻佑・松田浩道ほか著『法学入門』北樹出版、2019年
「いまなぜ西暦併用アピールなのか」法と民主主義539号、2019年
「憲法問題・改憲問題と憲法研究者の役割」法律時報90巻7号、2018年
改憲をめぐる言説を読み解く研究者の会(編著)『それって本当?メディアで見聞きする改憲の論理Q&A』かもがわ出版、2016年(共著)
"Abe's Politics: Past, Present and Future," in Michael Heazle and Andrew O'Neil (eds.), The 5th Annual Australia-Japan Dialogue, Policy Convergence and Divergence in Australia and Japan: Assessing Identity Shift within the Bilateral Relationship, Griffith Asia Institute, 2016.

「アジア諸国の二院制」アジア法研究9号、2016年
「『戦争法制』の内容分析」国際基督教大学社会科学ジャーナル80号、2015年
金美景、B・シュウォルツ(編著)『北東アジアの歴史と記憶』勁草書房、2014年(共訳書)
「安倍政権の進める戦争する国づくりと特定秘密保護法」法と民主主義487号、2014年

2019年5月1日水曜日

改元前夜に「キリスト者から見る〈天皇の代替わり〉」    出版記念講演会&祈祷会をおこないました。


 「教会と政治」フォーラムは2019年4月30日、「キリスト者から見る〈天皇の代替わり〉」出版記念講演会&祈祷会をおこないました。雨模様の中、111人のみなさんがご参加くださいました。戦前・戦後を生き抜いてこられた大先輩から大学生まで、さまざまな世代の方がそれぞれの思いを持ち寄って集まってくださいました。
 

第一部は、山口陽一牧師(東京基督教大学学長)が講演。全6章からなる本書のポイントを概説しつつ(目次参照)、「聖書信仰に立ち、戦時中のキリスト教会が犯した偶像礼拝の罪の悔い改めに常に立ち返らなければならない」と話しました。最後に聖書の箇所を読みながら「政教分離が守られ天皇が神格化されないように」、「天皇の救いと信教の自由のために」、「憲法と民主主義のために」、の3つの祈祷課題をまとめました。
 

その後、5つのグループに分かれてそれぞれの思いや問題意識を分かち合いました。
 
「前の改元のときは自粛ムードで悲しむことを強要された。今回は喜ぶことを強要されている。私たちの心は主にあって自由」、「天皇制が日本をまとめていると感じていたが改元で心を探られた」、「特にメデイアの同調圧力が腹立たしく疑問を感じる」、「日本の教会では『歴史への悔い改め』が殆ど語られないのではと危惧」など、いろいろな意見や思いが出され、最後に祈りのときを持ちました。

 

天皇制、改元への問いを通し、私たちの心をさぐってくださり感謝いたします。いま、このときに、この国に召された者として、何を見て、何を祈り、どのように生きるか。深く問われた一日。お集まりくださった皆さま、ありがとうございました。
 ご参加いただいたみなさま、席上献金62,628円をご報告いたします。当夜の集会開催費用として、また今後の当会の活動に感謝して用いさせていただきます。


 

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「キリスト者から見る〈天皇の代替わり〉」
      いのちのことば社 発売日:2019/05/01
 
 2019年5月1日、新たな天皇が即位し、元号が変わる。この「天皇の代替わり」を、キリスト者はどのように考えたらよいのだろうか。「政教分離」「信教の自由」……、この日本でキリスト者として生きるために、避けては通ることのできない「天皇制」の問題を改めて問い直す。
 
≪目次≫
キリスト教と天皇制―天皇の代替わりに備えて   山口陽一
聖書・憲法・天皇制   城倉啓
天皇の生前退位      柴田智悦
元号問題とキリスト者の歴史観   朝岡勝
伊勢神宮と政教分離  星出卓也
私たちの信教の自由―天皇代替わりに対して私たちはどのように向き合うか 弓矢健児

  
著者・訳者など:「教会と政治」フォーラム編      ページ数:184頁
当会の初めての編著となります。
ご購入はキリスト教書店、もしくはいのちのことば社HPから
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